特集:
2008/06/24 日記<三菱・i>
三菱・i
i(アイ)は、三菱自動車工業が2003年のフランクフルトモーターショーに出展した同社のコンセプトカーであり、2006年に販売を開始した軽自動車|軽乗用車である。
車名の由来
『I(myself/日本語の「自分自身」)』、『愛』、および『innovation(革新)』、『imagination(想像)』、『intelligence(知性)』のイニシャルから。
概要
近年の軽自動車|軽乗用車としては珍しく、5ドアのボディでありながらエンジンをミッドシップマウントし、高効率なパッケージングを採りながら重量配分の最適化により操縦安定性、走行性能を高めているとされている。これはかつて経営の提携関係にあったダイムラー (自動車メーカー)|ダイムラー・クライスラーのSmart (自動車)|スマートの技術ノウハウが活かされていると思われがちだが、プラットフォーム (自動車)|プラットフォームは三菱自動車の独自開発である。また、三菱自動車の軽自動車では、派生車を除くと三菱・eK|eKワゴン以来4年3ヶ月ぶりのニューモデルである。iをまとめたのは、2代目三菱・パジェロ|パジェロでプロジェクトエンジニア、現プロジェクトエグゼクティブである福井紀王氏。コンセプトはプレミアムスモールであり、発売当初はターボエンジン搭載モデルのみがラインナップされ、車両本体価格は128万円以上であったが、2006年10月に自然吸気エンジンモデルが登場し、2007年12月までSグレードが105万円から購入できるようになった。(現在は、最廉価のSグレードは106.05万円)水島製作所(岡山県倉敷市)で生産されている。
スタイル・機構
エンジン
搭載するエンジンは、新開発の直列3気筒DOHC12バルブ、可変バルブ機構"MIVEC"付き3B20型で、自然吸気、またはインタークーラー付ターボエンジンである。45度傾けて搭載し、低重心化を図っている。ターボ仕様は低回転域から過給の効く仕様となっている。また、このエンジンは、ダイムラーへの供給契約が締結されており、2007年にモデルチェンジされる予定の次期型スマートに搭載される。
レイアウト
ホイールベースは2007年4月現在、既存の軽自動車としては最長(2,550mm)を誇る。なお、ミッドシップレイアウト故にフロントにエンジンを搭載していないためステアリングの切れ角を大きく取ることができ、最小回転半径はロングホイルベースにも関わらず4.5mとなっている。
また、国内の軽自動車では唯一、後面オフセット衝突にも対応している。エンジンは後部座席の後ろに傾けてマウントされており、長いホイールベースと相まって、従来の「軽」のイメージを変える室内空間を実現した。その一方で、本来荷物置き場になるスペースにエンジンが配置されている都合上、地上高が高めなためリアハッチから重量物を積み込む際はやや苦労する。また、エンジン熱により冷たいものが暖かくなってしまうとの声もある。エンジンのミッドシップレイアウトによって、他社の既存の軽トールワゴンと比べるとシャープなハンドリングを持っていたが、2006年10月の一部改良において、フロントにネガティブキャンバーをつけたセッティングにより、さらに軽快なハンドリングを目指した。全高はeKシリーズの1.55mよりも高く1.60mであり、1.55mが上限の駐車場|機械式立体駐車場に進入することができない。
駆動
二輪駆動の場合は後輪駆動を採用する。
フルタイム4WDシステム(オンデマンド方式)は、ビスカスカップリング(VCU)式フルタイム4WDを採用。路面や走行状況に応じて後輪から前輪に駆動力を最適配分し、すべりやすい路面でのスムーズな発進・加速と優れた走行安定性を実現させる。
グレード
全てのグレードで2WDと4WDを用意する。
自然吸気エンジン搭載グレード
ターボエンジン搭載グレード
発売当初は最も廉価なターボエンジン搭載グレードとして登場。2006年10月よりNAグレードに降格された。
特別仕様車
アップル インコーポレイテッド|アップルコンピュータのオーディオプレイヤー「iPod nano」専用スロットなどを装備するほか、アイのロゴマークが刻印されたiPod nanoを進呈。
S(初期)をベースに、専用AM/FMラジオ付CDプレーヤー+4スピーカー、UVカット機能付プライバシーガラスを標準装着化。Sよりも低価格。
S (NA) をベースに、ジーンズ柄シート生地、専用AM/FMラジオ付CDプレーヤー+4スピーカー、UVカットプライバシーガラス、“i倉敷”専用デカールを装備。岡山三菱自動車のみで100台限定販売。
L及びMをベースに、インテリアではブラックのドット柄を採用したシート、インパネ、トリム、カーゴルームカーペットなどを、エクステリアでは水滴防止ドアミラー、左右フロントドアガラスの撥水コーティングとUV&ヒートプロテクトガラス(フロントウィンドウ)などを追加装備する。
S (NA) をベースに、バニティミラー(運転席・チケットホルダー付)、プライバシーガラス(リヤドア・テールゲート)、UV&ヒートプロテクトガラス(フロントウィンドウ)を追加装備する。
LXまたはGをベースとして、外装にROAR製のグリル一体型フロントエアロバンパーやルーフスポイラー、マフラーカッターに装飾。内蔵には、専用色センターパネルや本革巻きのステアリング、シフトノブを装備する。
Lをベースに、UV&ヒートプロテクトガラス、ボディと同色の電動格納式リモコンドアミラー、助手席側バニティミラーなどを追加装備。インテリアには、同仕様車専用のミント&ブラウンインテリアを採用。
歴史
初代(2006年-)
受賞歴
i MiEV
iをベースに日本の電力会社と共同研究・開発を行っている電気自動車が、i MiEV(アイ・ミーブ)である。2006年11月から東京電力および中国電力に、2007年1月からは九州電力にも貸与し、各社の業務用車両として走行実験に供する。ガソリンエンジンに代わって搭載されるのは永久磁石式交流同期電動機 (47kW/180N?m) で、床下の燃料タンクがあった空間にはリチウムイオン二次電池(バッテリー)が置かれている。重量は1,080kg。充電は高速充電が可能な三相交流|三相200ボルト (単位)|ボルトのほか、家庭用の単相交流|単相100ボルトまたは200ボルトにも対応している。2008年現在はまだ研究段階だが、三菱自動車では2009年の実用化・市販化を目指している[http://www.mitsubishi-motors.co.jp/corporate/technology/environment/miev.html]。
CMソング
関連項目
外部リンク
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